この人が好きになる曲は名曲中の名曲が多く、はずれがない。
- Bob Dylan “Blowing In The Wind”
- 松任谷由美 『輪舞曲』
- Ricky Martin “Livin La Vida Loca”
- 鬼束ちひろ 『月光』
- 夏川りみ 『涙そうそう』
以上が父がのめり込み、家族が飽き飽きするほど繰り返し聴いた歴代の曲目である。
ここに今回、Katyの“Roar”が加わりそうだ。
皆がこぞってギターを習い、ビートルズやカーペンターズを弾いた世代で育ち、父もご多分に漏れず一通りは弾いたらしい。
ポップスの勉強にはもってこいのオールディーズをたしなんだ耳に、現代のJ-POPや洋楽は若く、何かが足りない。Max MartinにDr. Lukeプロデュースのこの曲が往年のポップスが染み込んだ年老いた耳を捉えた。
高揚的なコードに、勇気づけられる歌詞、フックのシンコペーション。
晴れた朝一に聴きたくなる曲だ。
Katyの“Roar”は僕自身、発売当時に結構好きになり、聴いていた。
素人からプロまで色々な人たちがカバーしたが、一番好きなのはRebecca Fergusonのバージョンである。
Rebecca Ferguson “Roar”
そして、なぜかオーケストラでも良い演奏になるに違いない気がして、いろいろ調べたら中国伝統楽器の演奏がこの上なく素晴らしかった。
Katy Perry - Roar Performed by China National Orchestra
この演奏を会場で聴いたKatyは感涙していた。
「帰って早くオーケストラと演奏することを考えたい」とインタビューで述べていたほどだ。
「帰って早くオーケストラと演奏することを考えたい」とインタビューで述べていたほどだ。
笛や二胡、楊琴で奏でられた2014年のアメリカでのヒット曲がこんなに中国民謡化するとは思わなかった。
それもそのはず、この“Roar”は「G-Em-Am-C」というコード進行で、ドレミにすれば「ソ-ラ-ミ-ド」となり、中国民謡のヨナ抜き音階(ファ、シがない音階)に当てはまるのだ。
ヨナ抜き音階といえば、日本では島唄である。
城南海や中孝介に奄美三味線と太鼓でカバーしてもらいたいところだが。
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