僕が上手いと感じる人を挙げてみた。
Jazmin Sullivan
10代のころから歌うま少女として界隈では有名で、グラミー賞にも度々ノミネートされてきた1987年生まれの歌手。
ゴスペルが下地にあり、太くてあまり高くない声ながら高音域では声が割れるというか、複雑な音を発するのが特徴的。
もっとも美しいボーカルランを聴かせる歌手の一人だと思う。
2004年のAmerican Idolファイナリストで、2009年にグラミー賞を受賞した1981年生まれの歌手。
ゴスペルを下地にしたパワーと高い声域をミドルボイスで出してしまう器質的な才能と、ロングトーンなどのテクニックが聴く者を圧倒する。
ビヨンセよりも輝いた映画『ドリームガールズ』の出演や肉親を殺害される悲劇に見舞われた後の復帰パフォーマンス、プリンスのトリビュートなど、ドラマチックな舞台も多く経験し、その分、聴衆からの信頼度は高い。
Jessie J
パフォーミングアーツの高校でアデルやレオナ・ルイスと同学年だった、1988年ロンドン生まれのシンガー。
ポップからロック、ソウル、R&B、バラードまで何でも歌いこなすバランスを持っていて、特筆すべきはライブでの声の運動神経である。
高音のミドルボイスから、繊細なボーカルラン、張りのあるロングトーンを次々に繰り出し、体育会系ロック歌手のようなステージを見せる。
Keke Wyatt
10歳から裏方仕事をしていて、15歳で日の目を見た1982年生まれの歌手。
ゴスペルやオペラを下地にした、艶のある歌声で高音域も得意。
安定感があり、ボーカルランや装飾が繊細で美しい。
近年はリアリティ番組に出演するなど、タレント業にも精を出している。
Tamar Braxton
トニ・ブラクストンの姉妹の末っ子で、姉妹コーラスグループを経てソロに転身した、1977年生まれの歌手。
ゴスペルを下地にした、太さのある声ながら、なかなか出せる人は多くない高音のミドルボイスを聴かせる。
ボーカルランや装飾の引き出しも多く、さすがは姉妹でよくゴスペルを歌っているだけある。
体調不良などでアルバムのPRが出来ず、不遇は続くが、リアリティー番組に出演し、そのドラァグクイーン風の立ち居振る舞いで人目を引くなど、タレント活動も多い。
さて、思いつく限り、現在活躍中の上手い女性歌手を挙げてみた。
他にもいるとは思うが、それでもこれらの人々はランクに入ってくると思う。
この中で自分が一番上手いと思うのはテイマー・ブラクストンだ。
テイマーと比べると、キキ、ジェシーJは声に太さが足りなく、ジャズミンは高さ、Jハドは繊細さに欠ける。
テイマーは2017年1月の時点で3枚のアルバムを出しているので、知らない方は是非聴いてみていただきたい。