2014年11月9日日曜日

西海岸の00年代ディーバたちの逆襲

ノー・ダウトのリードシンガー、Gwen Stefaniとブラック・アイド・ピーズのFergieが最近、再び各々のアルバム発売に向けて活動を始めている。



Gwenは90年代からバンドのリードボーカルとして活動していたが、00年代にソロデビューし、自身の80sエレクトロへの愛と日本の原宿文化を融合したアルバムを制作し、ヒットさせた。
Fergieは2003年にブラック・アイド・ピーズに参加し、グループの三枚目のアルバムの大ヒットに立ち会った。



二人は1969年と1975年の生まれというように、年齢は多少違うものの、同じカリフォルニア州出身で活動音楽の下地にブラックミュージックが存在し、忙しく活動している時期に結婚、出産を迎えた。



2006年、Gwenは二枚目のソロアルバムを、Fergieは初のソロアルバムをリリースし、Christina AguileraやJustin Timberlake、Eminemらの活躍とともに、白人もヒップホップやストリートミュージックでポップチャートを席巻する時代を作った。



Gwenの今回の新作は『Baby Don't Lie』。
最近はEllie Gouldingの『Burn』やSam Smithの『Money On Mind』、Mag!cの『Rude』など脱ラガマフィンしたレゲエ調の曲がヒットしていたが、やはりGwenはレゲエ調の歌唱法で勝負してきた。
ノーダウトのアルバム『Rock Steady』ではLady Sawと、二枚目のソロ作ではDamian Marleyとも共演している。



一方のFergieは世界の都市名を並べた、ちょっと前の言い方をすると“クラブアンセム”を目指したクラブレゲエトラック『L.A. Love (la la)』をリリース。
普通に歌うことも、ラップもジャズ風歌唱もできるFergieだが、今度も芸の幅広さを見せつけている。



Gwenは2012年のノー・ダウト再結成が商業的成功につながらず、落胆したと伝えられている。
"Everyone is relying on me for something. I'm not someone who likes to let people down."
と、バンド仲間や家族、友達からヒットを期待されたのに応えられなかったときの心境を語ったGwen。
Pharrellと再び組んだ次回作に期待したい。



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